MTシステム問答・基礎編③
まず一番左の石の始まりのところは石が無いところから有るという状態に変わっていますね。
当たり前だよ。石はそこから置いたんだから。でもねえ、「状態が変わる」なんて専門用語を使うから、難しく聞こえるんだよ。
別に専門用語でもないんですけど。でも、理解いただけたんなら先に進めます。
はい。
左から右に向って石が有るか無いかを見ます。石が「無い」から「有る」に変わったとき、そこで一つ数えます。
見る位置を左から右に動かせば良いの?
そうです。そして、今度は「有る」から「無い」に変わったときも一つ数えます。
ということは、5の一番上はずっと石があって、5個で終わっているから、終わったところで「二つ」と言えばいいの?
その通りです。
ただ、ここではちょっとした取決めをしたいと思います。つまり一番右の位置まで数えたら、そこで数えるをやめるのです。
ですから、5個目の石のところまで来たら終わりにします。
「取決め」か。また専門用語だね。
「決め事」でもいいんですけど。
「決め事」なんて事務的だなあ。
そのように決めておいた方が便利だということです。それで、始めに一つ数えた後は石のあるなしが変わる箇所はありませんから、この一番上の石の並びでは、変化する数は"1"ということになります。そして、「石の数」はそのまま"5"となります。
だいたい分ったぞ。石の数が5個で、石の有るなしの変わるところは1箇所だから、その二つの値を見れば、横いっぱいに石が並んでいるということを意味する訳だね。 でも、石の数が4個で、変わるところが1箇所という場合もあるんじゃない?
左の一番石を1個取ったらどうなりますか?
ああ、なるほど。このパターンね。
そう、このパターンです。
じゃあ、一番右の石を取ったらどうなるかな?石の数という意味では4個ということで変わらないね。